PR
ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: ×嘘つきの印× ( No.5 )
- 日時: 2009/08/18 20:26
- 名前: 心音 (ID: DXj3gHSB)
【第02話 少年】
初対面なのに、いろいろ知ってる。
謎だ、このアレン、ていう人は。
「アレン君?私に何か・・・用事?」
「そうそう!忘れてた!イヴェ・・・じゃなくて。
イヴに警告しに来たんだよね〜」
「・・・警告?何の?」
アレンは、ニヤ、と笑うと静かに告げた。
「君が、10歳からお世話になっている、トリシャお
ばさんは、イヴェット・リテ・ベアトリスを殺すだ
ろうね。・・・これは警告だ」
「・・・なッ!何言ってるの?!」
アレンは何を言っているの?
どうして私の本名を知っているの?
トリシャおばさんが私を殺す?・・・ありえない!!
トリシャおばさんは、私の命の恩人。
両親が病気で他界して、孤独になった私を救ってくれたのだ!!私を殺すなんて、ありえない!
「・・・以上。俺からの警告・・・いや、俺からの
じゃないな。真兎からの警告だ」
真兎(しんと)・・・・?
気がついたら、アレンはいなくなっていた。
PR