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【第０３話　裏切りの銃】

「ただいまー・・・」
「おかえり、イヴ。寒かったでしょう？」
「あはは。まだ寒くないよ、トリシャおばさん」

トリシャおばさんがニコニコと私に笑う。
・・・私の命の恩人。
さっきのアレン、が言ったのは嘘。絶対嘘。
きっと、何かのイタズラだろう。

晩御飯を食べ、シャワーを浴び、ベッドにもぐる。
窓からは綺麗な満月が見える。
・・・眠くなってきた、かも。
目を閉じて、寝ようとした瞬間・・・

・・・ガチャ

音がした。
そして、私の後頭部に、何かが当たる。
・・・え？
ゆっくりと、起き上がって、音の正体を見た。
そして、私の心はズタズタに引き裂かれたのだった。

「嘘でしょ・・・ぉ？」