ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: ババ抜き−Death− ( No.7 )
日時: 2009/08/20 15:30
名前: まぁむ (ID: 2Ostg.w6)

02

『簡単に金が手に入ればいいのにな。』

そう思ったことは、何度あるだろうか。


翌朝、俺はいつものように目が覚めて、
ベットから降り、朝食を食べながら
仕事を探していた。


いい仕事が見つからないまま、俺はポストを
確認した。



────────なんだこれ。


それは黒い便箋。

俺は、手紙の封を切って、
中の手紙を見た。


『加宮 愁様

これは紹介状です。

このゲームに参加しませんか。

至って簡単なんです。

ババ抜きに勝てば、賞金5億円。

但し、負ければあなたの命はありません──

一応、周りの人にも紹介してくださいね。

貴方の周りでお金に困っている人がいたりしたら。

このゲームに参加するなら、下に書いてある
場所まで来てください。

不参加なら、来なくて構いません。

よくお考え下さい。』


俺は、胸の中がざわついた。

賞金5億もあれば、借金なんて返せるからだ。