ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 幻覚惡夢病棟 ( No.4 )
- 日時: 2009/08/20 21:38
- 名前: 塊那 ◆8g9L1rPEPY (ID: CKpJ5zkK)
いっかいめ -病院にて。-
蒼霧市民病院から威勢のいい声が
バタバタ・・・
鏡子が病院の廊下を凄い速度で走る。
「ほらほら早く!!準がまってるんだから!!」
「おい待てって!此処病院だぞ!
ドタバタしたら周りの人に迷惑じゃねーか!!」
するとやっと鏡子が走るのを辞めた。
「ほんっとアンタって細かいこと気にするな〜
あたしゃめんどくなってくるよ。」
「うるさいな〜」
二人は暢気な会話をしつつ鏡子の弟、南波準
の病室へ向かう、
二人は受付のすぐそばにあるエレベーター
に乗った。
そして、準のいる階、3階のボタンを押した。
ボーとボタンのほうを見ていたら
「あれ?ここ4階あったっけ?」
鏡子が異変に気づいた。
ほんとだ、この病院には3階しか無いはず。
4階なんて存在しないはず・・・。
「おかしいね。ここ4階無いのに・・・
できたとか?」
ピンポーン・・・
「あ、ついた。和人!行こう!!」
「う・・・うん」
楽しそうに廊下を駆け抜ける鏡子。
いまさっきのこと・・・あ、鏡子はそんな
細かいこと気にするひとじゃねーな。
準の病室の扉を開けた。
「準!!お姉ちゃんだぞー!!和人もいるよ!!」
笑顔で鏡子が声をあげた、
「今日は前準がほしいっていってたー・・・。」
?
鏡子の顔を見ると、凍りついた表情だった
おそるおそる準のほうを見たらー・・・
そこには一本の骨が・・・。
「あ・・はは誰がこんな悪戯したの?
さては・・和人!あんたね〜」
鏡子の笑った顔はすこし強張ってた。
「いや、俺はしてないよいくらなんでも
こんなこと・・・。」
次の瞬間、鏡子の顔が鬼のようになり、
「じゃあなんなのよ!!!!」
「俺もしらねぇよ!!!!!」
「ここ何階だ!!2階なんじゃないか?ここ」
鏡子と和人はもう一度エレベーターの前にいった。
「嘘でしょ・・・。」
「なんでだよ・・・。」
二人の眼線の先には・・・。
4階とゆう文字が・・・。
気が遠くなった二人はその場に倒れこんだ・・・。