ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 鉄の弾丸でコンクリートの壁は撃ち抜けるのか? ( No.2 )
日時: 2009/08/23 16:21
名前: 野々島☆自演乙☆七次郎 ◆TiSgU6Bu.Q (ID: gy/gAB5l)

パァン、と乾いた音が夜の砂漠に響く。
巨大と化したミミズのような物体がうめき声をたてて倒れた。

《此方は、地球異常生命体制御機構です。
 只今、レベル5の異端物(ゼロム)を倒しましたので賞金『80100クォーツ』を入金いたしました♪》

朗らかな女性の声が携帯のような電子端末から聞こえる。

ゼロム
異端物、それは核戦争の名残により生み出された悲劇の生物。
人々に甚大な被害を起こし、それを制御、抹殺するものを皆は異端賞金取り(ゼロムハンター)と称した。

 が、しかし

「80100クォーツ!?こんな馬鹿でかいのにたったそれだけ!?」


…一攫千金を狙う人がなる職業でも有名だ。

そんなこんなで、この物語は主人公シエル(プリンが大好物)がゼロムハンターとしての生き様を記した物語である。