ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

カクレオニ4 ( No.4 )
日時: 2009/08/26 10:46
名前: アヤ+ (ID: hJCQM.po)
参照: (・д・)

「くぅっ・・・」

このままじゃ、血がどんどん流れて・・・

死んでしまう・・・

きぃ・・・きぃ・・・

何・・・?

「美緒・・・もぅあきらめたら?」

「魔鬼・・・ッ!もう次のヤツを殺しにいったんじゃ・・・」

「まだ殺してないのにいくわけないじゃん」

「なんで・・・生きてること知って・・・」

「ワザト腰切ったんだもん♪」

「それ・・・どういう・・・意・・・味?」

「死ぬまで苦しんでいるところが見たいからね♪」

「なんて邪悪な心を持ってるの・・・!」

「うるさい!貴方には解らない!」

「何が・・・?!ぐはぁっ・・・」

「私の名前がどんな意味か!」

「魔・・・鬼・・・魔女・・・鬼・・・」

「なんで怖がられるような名前をつけられたのか知りたいのよ!」

「でも・・・まきなんだから・・・」

「魔女の魔は邪悪なものっていう意味で、鬼は殺人者って言う意味なのよ!」

「殺人者・・・?」

確かにそのままだと思ったのは私だけだろうか

「そう、私は『鬼頭魔鬼』。鬼頭家は人を殺して生きていく種族なのよ!」

「ひどい・・・人の命で生きていくなんて・・・」

「ふん。子ども自身は生まれてくる環境を選べないのよ」

「ごめんね・・・」

「同情なんていらない。そろそろお別れよ。」

うぅっ

「ゲホゲホッ」

目の前が真っ暗・・・死んで・・・しま・・・っ・・・