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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 創られた殺人鬼*第一章完結* ( No.131 )
- 日時: 2009/09/26 16:25
- 名前: 梨凛 ◆t5rSTnKmCc (ID: KE0ZVzN7)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=watch?v=pY1toarp30
第六話:終ったんだ
「はんッやっぱおめぇはやるな〜」
「あら褒めてくれてありがとう。でも、じきにその口・・動かなくなるわよ!」
未鬼さん・・大丈夫なのかな・・かなりふらついてるよう
にみえるけど・・・
「それはお前じゃないのか?」
「アンタね!だって、見つけたもん。・・・4つ目!」
死神のカクが壊れる音が響いた。
「ふん。やっぱお前は・・強いな・・」
死神はそういうと・・消えた。煙のように。
「・・・逃げたか・・あッ海里ちゃん、藍ちゃん、大丈夫?」
「はい・・」
「大丈夫です・・」
私たちはそれ以外に何もいえなく、自然に涙が出てき
た。
「・・怖かったよね。あッ!!海里ちゃん、早く病院に行かなくちゃ!」
・・・これで、終ったんだ。すべてが・・・
私の意識はそこで途絶えた。
「ん・・」
気がつくと病院のベッド。私生きてるんだ。
「海里!」
「海里ちゃん!」
藍と未鬼さん・・
「・・藍・・。私藍に謝らなくちゃね。勝手に怨んで勝手に殺そうとして・・・本当にごめんね・・」
「私も・・いつも素直じゃなくてごめんね・・」
私たちは前よりずっと仲がよくなった。
それは、未鬼さんのおかげなのかな。
「・・・アイツは死神なんだよね・・だったら、まだ他にも沢山仲間がいるんだよね・・そしたら・・また・・」
「・・・大丈夫だと思いますよ!」
「・・そうだよね。考えすぎたかな。」
藍と未鬼さんはそういうけど・・少し不安かな・・ヒトは誰
でも殺人衝動を持っている可能性があると思うんだよ
ね・・。こうしている間にも誰かが死神に願いをかなえ
てもらっている気がして__。
「願い、叶えてやろうか__?」
〜END〜
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