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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 創られた殺人鬼 ( No.54 )
- 日時: 2009/09/06 10:39
- 名前: 梨凛 ◆t5rSTnKmCc (ID: tgcfolY3)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=Km5pazYcOrl
第九話:殺人鬼なんだ
「・・・いいものをあげるわ。よく切れる剣。」
剣・・・私はそれをまじまじと見てからフードの人に
お礼をいおうと顔を上げた。
「・・・いない・・?」
フードの人はもういなかった。瞬間移動?
「ま、いいか。さて・・誰を・・殺そうかなぁ・・」
私はすぐに殺人衝動を抑えられなくなっていた。
「まずは・・・先生・・かな。」
一番ウザイ竹口を殺そう。剣は隠して・・
「先生。ちょっと来て下さい。」
道具室に竹口を呼んだ。
「何の用か?」
「先生、しんでください。」
「は?何をいっているんだ?」
先生は驚いているがやっぱり私を恐れている。
「だ・か・ら、死ねっていってんだよ。」
私はもう自分の本当の姿さえのこっていない。
「は?なにを・・・うッ・・」
今は足を切ったの。何だか簡単に切れた。
つぎは・・心臓の上辺りを切って・・・
「うッ・・」
うわぁ〜心臓生で見るの初めてだ・・人間ってすごい
な・・ま、そんなのいっか。
「苦しみながら死んでください。」
私は心臓を少し斬った。先生は何だか痛すぎて大変
なことになってるみたい。笑えてくるわ。
「永遠にさようなら。」
私はなんだか少し罪悪感を感じた。そこへ違う先生
がやってきた。
「な!何をやってるんだね君は!!」
ネックレスは・・着いてるな。
「この人を、殺したんですよ?見て分りませんか?それとも、私何か悪いコト・・しましたか?」
そういいながら先生の首もとに刀を突き立てた。
「ひッ・・」
「見逃してやるけど今度会ったときは殺すぞ?」
もう私は私ではない。もう私は殺人鬼なんだ。
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