ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 創られた殺人鬼 ( No.95 )
日時: 2009/09/16 20:19
名前: 梨凛 ◆t5rSTnKmCc (ID: KE0ZVzN7)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=watch?v=P94vie-njl8

第十六話:ありがとう

私は剣を構えた。

「何のマネだよぉ??まっさか殺そうとしてるわけじゃねぇだろうなぁ??」

あんたの言う通りよ・・殺すのよ!

「やぁぁぁぁぁぁ!!」

カーン

剣・・?どこから・・

「もう要らねぇよ。結果は結果だ。期待はずれだぜ。さようなら、愛沢未鬼!」

グサッ

「う・・・ッ何で・・」

心臓の位置を適確に刺してきやがった・・

「分らない?私はね、怒っているの。私と貴方の約束。松井大河、松井大可、坂元悠里の事は殺すなってあれほどいったでしょう?」

言い方はともかく怒っているのが分る。怖い・・

何でこんなことになっちゃったの・・?人を殺したい

なんて思わなければよかった・・私の願いは叶わなく

てよかったんだよ・・・後悔しても、もう遅い。

こいつ等は、絶対に願いをかなえることは止めない。

だから、私がそんな事させない・・

「ふん。そんなことさせないですって?格好つけちゃって。いーい?貴方はここで死ぬの。約束を破ったから!」

嗚呼・・私はここで死ぬのか・・傷の痛みは感じないけど

自分の単純さにあきれる・・どうして、自分の願いを

かなえちゃったんだろう・・こうなることは分ってた?

でも、もう遅いんだ・・私は・・死ぬのかな・・

「・・・・・・ふん。」

少し間を開けてそういうと去っていった。

もうすぐ死んじゃうのかな。

私を止めてくれた人ありがとう。

       〜END〜