ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: ☆゜・*:.。.☆真夜中の郵便 ☆゜・*:.。.☆ ( No.32 )
- 日時: 2009/08/30 09:28
- 名前: 真優 (ID: ZA6SmDfs)
第一章
〔流行のシャーペン〕☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆
───翌日
あたしは,いつもどうり,思い足取りで教室に向かった。
教室の戸を開け,教室に入ろうとした瞬間,あたしはいきなり手を引っ張られた。
「キャア!!」
あたしは床に倒れた。しかも,倒れた時の音といったらもうすごい音。
「痛ッ!!」
あたしは手を引っ張った女を睨みつける。
"近藤 秋魅〟?
あたし,近藤さんに何かうらまれるようなコトしたっけ?
今までを振り返ってみる……すると,やっぱり動機は見つかった。
数日前…あたしは近藤さんと一緒に掃除を先生に任された。
その時だった。あたしは,超適当に掃除をしていた近藤さんに言ってしまったんだ…。
『ちゃんと掃除したら?』
って……。
その時の近藤さんの表情を思い出すだけで震えが止まらない。だって,あの時近藤さんが…悔しそうな顔をして言ったんだ。
『あんた,覚えときな』
って。
あたしは,あの時どうしたらいいのか分からなくなった。
で。きっとそれが今に繋がってるんだと思う。
「ねぇ,池山さん。あたし,あの時,覚えときなって言ったよね?覚えてる?」
やっぱり,動機はあの事だったんだ…。
「あッあの事は謝るから!」
近藤さんの顔つきが変わる。みるみるうちに怖くなっていく…。
「はぁ?今更何言ってんの?許すわけないでしょ?あの時あの言葉を言った自分を恨みな!」
そう言って近藤さんは二ッと笑った。
「これから,あたしとあんたが別れるまで。皆でたっぷりいじめてあげる!」
…
……
………いじめ!?
あたしがいじめられる…?
怖いよぉ…怖いよ!
「この貧乏人め!!!!」
皆,こいつが死ぬまでいじめてやんな!
「「OK〜」」
皆があたしを蹴ったり,殴ったりする。
痛い!痛いよ!!やめて…
こんな日々は毎日続いた。
これからあたしは自殺の事も考え出し,もう何もかもがダメになっていった…。