ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: ☆゜・*:.。.☆真夜中の郵便 ☆゜・*:.。.☆ ( No.34 )
日時: 2009/08/30 09:37
名前: 真優 (ID: ZA6SmDfs)

第一章
〔流行のシャーペン〕☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆



───翌日
 
あたしは,いつもどうり,思い足取りで教室に向かった。

教室の戸を開け,教室に入ろうとした瞬間,あたしはいきなり手を引っ張られた。

「キャア!!」

あたしは床に倒れた。しかも,倒れた時の音といったらもうすごい音。

「痛ッ!!」

あたしは手を引っ張った女を睨みつける。

"近藤 秋魅〟?

あたし,近藤さんに何かうらまれるようなコトしたっけ?

今までを振り返ってみる……すると,やっぱり動機は見つかった。

数日前…あたしは近藤さんと一緒に掃除を先生に任された。

その時だった。あたしは,超適当に掃除をしていた近藤さんに言ってしまったんだ…。

『ちゃんと掃除したら?』

って……。

その時の近藤さんの表情を思い出すだけで震えが止まらない。だって,あの時近藤さんが…悔しそうな顔をして言ったんだ。

『あんた,覚えときな』

って。

あたしは,あの時どうしたらいいのか分からなくなった。

で。きっとそれが今に繋がってるんだと思う。

「ねぇ,池山さん。あたし,あの時,覚えときなって言ったよね?覚えてる?」

やっぱり,動機はあの事だったんだ…。

「あッあの事は謝るから!」

近藤さんの顔つきが変わる。みるみるうちに怖くなっていく…。

「はぁ?今更何言ってんの?許すわけないでしょ?あの時あの言葉を言った自分を恨みな!」

そう言って近藤さんは二ッと笑った。

「これから,あたしとあんたが別れるまで。皆でたっぷりいじめてあげる!」



……

………いじめ!?

あたしがいじめられる…?

怖いよぉ…怖いよ!

「この貧乏人め!!!!皆,こいつが死ぬまでいじめてやんな!」

「「OK〜」」

皆があたしを蹴ったり,殴ったりする。

痛い!痛いよ!!やめて…


こんな日々は毎日続いた。

これからあたしは自殺の事も考え出し,もう何もかもがダメになっていった…。