ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 美香の事件簿  コメント求める ( No.120 )
日時: 2009/10/05 17:22
名前: 東京葉月 (ID: 1TfmKDW9)

まっ。とりあえず描くか。(←嫌なのか!

第十話 黒幕

和也の声を聞いて、混乱状態に落ちいていた。だって、和也はオーストラリアにいるはず。

何で……


分からない……

でも、これだけはわかる。

ここは別の空間で、河原のグランドじゃない。多分、この空間は… 超次元! 超次元は超能力者しか、行けないから… 和也は…… 超能力者!

『よく、分かったね。美香!』

和也の声が幻から、現実になってきた。

「和也!」

私の後ろにいた。体全体が見える。日焼けした肌に黒のロゴタンクトップに臼焦げ茶の短パンに黒の髪と真っ黒な眼。


『美香に話したいことがあるんだ』

「えっ!」

『嬉しいのは分かるよ。でも、君は探偵だろ?』

「…うん」

和也が話したいのは、何?

とても、重大だと感じた。和也が左手を頭に乗せてたら、その合図だからだ。

『美香は最近、奇妙なことが起こってない?』

「起こってないけど… 姉が怪盗マーチだとか、未来がみえたとか…」

『そうか。一気に言うぞ。うちの父さんは誰かの力によって犯罪に手を染めたんだ。美香の姉、真子さんもそいつだ。多分、真子さんは実験台だろう。そいつはこの街に出没した、ブラック団を作り、一人の女子高生を犯人に仕立て上げて、自分は安全な位置に座った。そいつは色々な事をしたんだ。そいつが全ての黒幕で、美香に未来を見させた』

えっ! 嘘でしょ。黒幕がいるなんて… 全て黒幕の仕業なの…

『多分、黒幕は美香狙いだよ』

「…本当に?」

『本当だよ。それだけの為に超次元に呼んだんだ。結構疲れたけど… 美香、頑張れよ。じゃあな』

和也は消えた。

元の世界に戻った。

黒幕がいる? なんて、考えもしなかった。

≪ブラック団は当初、早川 イチルって人が指揮してたの。あいつのせい……≫

魔美佳の言葉が一瞬、横切った。

これって… まさか…


続く

黒幕でてきた。