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第十話　四月朔日さんの訪問


昨日、変人な探偵に会ったことは

遠い昔の出来事のよう。

と、水木かおるの事務所で思った。

今は一人だ。

助手のきくは風邪こじらせ、休み。


依頼は来ないし、暇だ　暇かな

と、思った瞬間ドアが開いた。


カランコロン


「こんにちわ。美香」


「あっ、四月朔日さん」


「あのさぁ、ブラック団退治のために仲間を集め始めているの。でもまだ、君と美香しかいない」


「うん」


そういえば【君】って、誰のこと指しているのかな？

わからん？



「美香。君が集めた、ブラック団退治に役立つ、人たちを見てくれないかな」


「う、うん」


「でも君は、大変だから、これで帰らないと。その、資料に載っている人たちを集めなくてはならないからね」


「そう。目を通すとく」


「あっ、そうそう。美香は自分の知っている人で役に立ちそうな人を探しといて」


「わかった。私、男なら人手はいるから」


「君と美香だけの秘密だ。誰にも言わないで欲しい」


「うん。了解」



っといって帰っていった。


ブラック団退治って

本格的になってきた。

探さないとね。


ブラック団に・・・

恨みを持つ人

うざったい人

凄い技を持つ人。



光華市って、テレビでは【特集！変人の多い町】

って、放送が年に三回ほど。

だから、変人な人は

いっぱい、あふれているんだ。


光華市は。そう、ここは

もしかしたら、魔法使いも・・・



ブラック団は増え続けている。

こっちだって、ブラック団退治隊は

今から、スタートだけど・・・


まあ、とりあえず。

ブラック団のためには優秀な人材が欲しい。

集めるか。

うん。

頑張ろう。後戻りは出来ないが前に前進に進むことだ。今は、ブラック団のことだけ。

　　続く　

次回
　　砂漠の薔薇様のオリキャラ
　　　　　王城　魔美佳　が
　　　　　　　　　　　登場です。