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第十一話　謎の転校生

とりあえず、学校のことは

いれたくなかったんだけど・・・

謎の転校生が来たから、話しとくね。



私たち五年二組にきました。


「おーい、席に着け————」


武田先生が叫ぶ。

皆は次々に席に座る。


「今日は転校生を紹介する。王城、入れ」

女の子で、黒いワンピースに黒い靴下で髪の毛は黒。

可愛いです。

可愛いです。

目は凛としている。


・・・あれ、今こっち向かなかった。

気のせいよね。


「王城、自己紹介を」



「臨幸市から来ました。王城　魔美佳です。趣味は本を読むことです」



可愛い声だ。


「とりあえず、王城は美香の後ろだな」


えぇぇっ！

やりにくいな・・・


「よろしく」


「こちらこそ」


一応、挨拶はしないといけないね。


休み時間


「美香さんね、君が」

王城さんが話しかけてくる。

「はい。」


「屋上に来て」


まあぁ、行くしかないよなあ。


屋上に行き王城さんは

いきなり話し始めた。


「こんにちわ。山田美香さん、そして水木かおるさん」

えっっっ！！

「私、元ブラック団なの。でも、今は探偵の見方よ」


「よろしく。嘘じゃないよ。本当に脱け出したんだから・・・」


本当か？

本当に本当に本当に・・・

分からないものよね、ブラック団は

分からない。

臨幸市って光華市の隣・・・

ブラック団の本拠地なのか？

臨幸市って・・・

　　よくわからない。



続く