ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 美香の事件ファイル 十五話更新  コメントください ( No.51 )
日時: 2009/09/16 10:39
名前: 東京葉月 (ID: 1TfmKDW9)

第十七話 ブラック団のアジト潜入

ブラック団のアジトは隣の臨幸市にある。電車で向かう。そして、歩く。
そろそろ着く頃だ。周りは昼なのに肌寒い。ここの通りは空き巣ばっかだよ。もう…

「美香、突っ込むよ」

と、四月朔日さんはいう。

「わかった」

「ちょっと、待って」

えっと… 王さん言う。
「お団子頭では、三つ編みにする」
いちいち言うことか? でも、しょうがないか。
それにしても、ブラック団のアジとは不気味だ。豪邸みたいな感じででかい。ここが、ブラック団のアジトかと思うとでかいし、想像以上にお金持ちだ。
「美香、突っ込むよ」

「うん」

私と四月朔日さんはブラック団のアジトの門をぶち破る。開かない。堅いよ。
いきなり、王さんが。

「開けーココア」

と、言った。それでも、開かない。
「美香、俺さ三年の頃、【錠破りの雄大】って言われていたから、ピンで開けていい?」
「いいよ」

そして、雄大はピンで鍵が掛かっているところをいじり始めた。

五分後 やっとのことで開き、潜入した。

中に入ると、肌が震えるような黒い空気が渦巻いていた。庭なのに薔薇の花が、黒くて不気味だった。
そして、建物の中に入るとお城のようなロビーの広さがあった。階段は二手に分かれ、一回は廊下が四個をある。これでは一日では回りきれないので、別れて行動したほうがいい。
13÷6=2あまり1
どうしよう。

その悩みを読みとったのか、四月朔日さんが

「皆さん別れて行動しましょう。とりあえず、二人ずつね。竜健さんはそのまま。凉螺葵さんもそのまま。稲葉さんもそのまま。藤田さんときくはふたりで残りはどうしましょう?」

うまく割れない、どうするよ。

続く