ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: ...ア ク セ ス...  読むだけでも結構ですよ・ω・ ( No.15 )
日時: 2009/10/17 22:13
名前: RADELLE03 (ID: QYM4d7FG)

「 美希…ちょっと早くつきすぎじゃない ? あと五日もあるじゃん ! 」

「 な…そんなこと…予想外だったのよ !こんなに早く着くなんて !」

  確かに、私もこんなに早く着くとは思わなかった。

「 …どうしよっか。あと五日。」

  私達二人は、空港付近のホテルで五日を過ごした。
  貯金箱の中にあるお金をすべて持って来た為、結構な額になったが、ホテルの食事は食べずに極力節約した。

 そして、十一月十日 夜 十一時 いよいよ明日に迫った。

「 じゃあ舞、私は寝るから。電気消すよ。」

「 うん……。おやすみ。」

  そう言って、目を瞑った。
  でも 眠れなかった。今日に限らずだけど。


「 ………美希、おきてる ?」
「 …うん。」
「 ねぇ、大丈夫かな ? 明日。」

「 …考えたって仕方ないんだから、寝よう。舞。」

「 そうだね。おやすみ。」

  確かに、考えたって仕方がないんだ。
  嫌でも明日は来る。
  朝は待ってくれない。

  私は目を瞑り、深い眠りについた。