ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: >>> ア  ク  セ  ス >>> >>> ( No.32 )
日時: 2009/10/23 23:15
名前: RADELLE03 ◆X6s/dtSC5A (ID: QYM4d7FG)

最終電車を降り、私達四人は近くに公園があったのでとりあえずそこで休憩することにした。

しかし、季節は十一月。
休憩どころではない寒さ。

 「 ちょっと…どっかの建物は入ろうよ…寒すぎ…。」
  美希は舞の持って来たパーカーを着ているが、それでも寒いようだった。

 「 明日の六時からゲーム開始…。おかしいな…。」

 「 何が ?」
 「 空港を出たとき、銃発砲事件があったんだけどよ…まだ始まってないのに撃つって…。」

  あぁ…恵梨が見せてくれたなぁ…。
 
  十四歳が銃発砲。。。

 「 間違えて撃ったんじゃないの… ?」
 「 それがなぁ…今新着ニュースで来たんだが、二人退場した。」

 『 え ? 』


 「 運良く俺達は空港を出て数分後だったみたいで…一人は十五
   もう一人は同い年の男子を撃った…。」

 
 「 お兄ちゃん…二人は… ?」
 恐る恐る恵梨は聞いてみると、祐樹は首を振った。

 「 退場だ。撃った奴も警察に捕まって三人が退場。つまり、残り百六十七人。」 


夜ということで静かだったが、今、余計に静かになった気がした。
  

 「 これから、どうなるのかな…私達。」

  今の思っていることはこれだ。

  本当にどうなっちゃうのかな…。

  生きられる保障なんかどこにもないんだ。

 「 とりあえず、どっか建物入らないか ? ここで寝たら凍死確実。」

そうだね、といってみんなで24時間営業の店を探した。

かといって、中に入って全員寝るのではない。
二人おきて、もう二人はおきている。
そうして、一時間ごとに店もかえて交代で寝るというのだ。

さすがに全員寝てしまったらとんでもないことが起こるだろう。


最初、ほぼ誰でもご存知のネットカフェという案が出たが未成年は入れないのでボツとなった。
そして最終的に、飲食店になった。