ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 01章 URL=スタートボタン ( No.4 )
- 日時: 2009/11/21 23:59
- 名前: RADELLE03 (ID: QYM4d7FG)
次の日、学校へ行くと既に噂になっていた。
昨日の書き込み〝BBR〟がレスしたサイトのことだが、流石にクリックしたというのは聞かなかった。
まぁ…みんなするわけないかぁー
普通はそんな馬鹿でも分かる怪しく危ないサイトへはいかないだろうが、普通出なかったら…
学校では、早速生徒の噂を聞いた先生が注意を呼びかけた。
もう遅いのですが……。なんてこといえる筈が無かった。
同じクラスのネットでは不思議アリス◆という名前の美希に
〝例の書き込み〟について聞いてみた。
しかし、驚いたことに、美希はBBRの書き込みを全て信じてクリックしてしまったという。
美希だったらくだらないとか言いそうなのになー…
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「 あ、あの例の書き込みのこと ? 」
「 そうそう。知ってるでしょ。実はさ…」
小声で自分がクリックしたことを告げた。
だが、ドン引きすると思ったが特に何の反応も示さない。
「 あのサイト ? 私だってクリックしたけど ?」
「 うっそ ! ! マジで ? だってふざけてるとか思ってると…」
「 え、だってあれ。本当のことでしょ ? 」
「 美希、嘘だよあんなの。誰かが騒ぐのを楽しんで書いたに違いないって——」
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自分の家へと帰りながらそんなやりとりを思い出していた。
美希がクリックしたって…本当かな ?
でもあんなの、嘘にきまってるじゃん…多分。
もし本当だったら ?
母に相談すれば警察沙汰になるかもしれない。
でも、ちょっと面白そうかも…。
「 ただいまぁー 」
「 あら、舞今日は早いのねぇ…部活なし ?」
「 うん。今週から三年生は無し」
「 だからなのね…。あ、そうだそうだテーブルの上においてある〝物〟舞宛なんだけど…。ちょっと変なものじゃないはよねぇ… ? 勝手に…」
母の話は途中から耳に入らなくなった。
物…。
メールじゃないの… ?
いや、そうではない
本当に きてしまった
いそいでそのおいてある〝物〟を抱えて部屋へと駆け込んだ。