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Re: >>> ア  ク  セ  ス >オリキャラ10人募集です ( No.63 )
日時: 2009/10/31 21:17
名前: RADELLE03 ◆X6s/dtSC5A (ID: QYM4d7FG)

 「 なるべく移動したほうがいいな。美希は俺達の居場所を知ってるかもしれない。」

この考えには賛成した。
確かに、ついさっき美希と離れたのだ。
もしかしたら、ということもある。


 「 …これ…何 ?」

舞は四角い物体を手に取り、スイッチをONにしようとした。

 「 わっ!やめろやめろ…。」
 「 何これ ? 」

裕樹は突然、パソコンの前に舞を連れ出し、検索バーに文字を打ち始めた。


 ≪ 口に出すのはまずいからここに書く≫


  確かに、聞かれていたらとんでもない…。


そして、両手で文字を打ち始めた。

 ≪ お前の持ってるのはスタンガン。護身用。≫

 ≪ 誰かを殺すことはまず、無い。多分≫



祐樹は打つと必ず舞の顔を見て、舞が読んだと頷くと消して新しく打つ。

 ≪ 相手の体に当てて、スイッチON。これで相手は動くことは出来ない。多分≫

 ≪ 今は電池が入ってるから気をつけろ。後、俺に使うなよ≫

舞はコクコクと頷き、鞄に戻した。

 「 …ちなみに、電池って切れるよね ?」

 「 当たり前。換えの電池はあるけどあんまり使わない方がいい。」

鞄の中をみると、確かに四角い大きな電池が何個も入っていた。
  


  だからこんなに重かったのか…。

 「 …こんなの、どうやって手に入れるの ?」

舞は鞄から銃を取り出し、目を丸くして眺める。


恐怖より、今の舞には裏切った美希への憎しみで満ちていた。


 「 そんなの、ネットで調べてみろ。簡単に買えるから。」
そういって祐樹はサイトにアクセスし、ゲームの進行状況を確認した。


 「 …うわ……。」
祐樹は突然、恐ろしいものでも見たような顔をした。
舞は銃を鞄に戻し、近寄って画面を見た。


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ゲームはただいま  順調にすすんでおります。

現在の参加者・生存者は… 143 人です。

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——そこには、驚くべき数字が書かれていた。