ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: >>>  ア   ク   セ   ス   ( No.84 )
日時: 2009/11/08 17:59
名前: RADELLE03 ◆X6s/dtSC5A (ID: QYM4d7FG)

舞は早朝、友人のダルシーに会った。

パソコンでだが、実際、会ったこともあるほどの仲の良さだ。


新しくページをチャットの画面に開いた。

今、舞の開いているページはパスワードを知らないと入ったり見ることのできないチャットルームだ。

パスワードを知っているのは、世界でただ二人だけ。



舞とダルシーだけなのだ。




パスワードを打ち込み、舞が入室すると共にダルシーも入室した。







舞とダルシーはそのまま普通の雑談をした。


舞はゲームの事に関して、何も発言しなかった。

ダルシーも、ゲームの話題は出さなかった。






お互い、どんな状況で今話しているのかなんてことは知らなかった。





二時間ぐらい話しただろうか。



舞はダルシーと現実で会う約束をした。

話がそんな方向へといってしまったのだ。
舞は会っている暇など無い。



だが、変に断ることもできなかった。


  どうしよう……行ってる暇無いのに……


  でも、普段ならあいてる日曜日…しかも一週間後…



  しょうがない…ここは行くしかないかな…





ふと、舞の頭に疑問がよぎった。



  まて…ダルシー、私のお母さんのこと、知ってるのかな ?

  普通だったら、葬式とかで忙しいかもって考えるだろうけど…


  ダルシーはそのくらい……考えるはず…




  なんかおかしい………


疑問を抱きつつも、約一週間後に指定場所で会う約束をした。





舞は、ダルシーと別れた後、パソコンの電源を消して、元の場所に戻した。



  履歴消したかな… ?まぁいいや———。



ゲームの進行状況も変わりない。


と思った。



朝の七時半。


舞の元に、一通の新着メールが届いたのだった。




 「 姪華…… ! 」