ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: ★裏探偵★ ( No.2 )
日時: 2009/09/07 20:28
名前: 爽花 (ID: DGGfSCZ7)

ж 1
  【初めての依頼!】

2009.夏

私の名前は紀伊ちえり・・・・。
正真正銘の、名探偵・・・のはず・・・。

〔探偵部〕

私が作った部だ。
勿論私が部長。部員が居ない。毎日部室(といっても元掃除用具置き場)でゴロゴロゴロ・・・。
ゴロゴロゴロゴロ。なーんにも無い部室(といっても元掃除用具置き場)を、ゴロゴロゴロゴロ。

ガツン!

「いてぇ!」
部室(といっても元掃除用具置き場)のドアに後頭部をぶつけた。
あタタタタ・・・。

・・・・・・・・・・・・・・。
ぅし。
いつまでもゴロゴロしてても何も始まらない。
やってやろうじゃないかぁ!事件を自分で見つけてやろうじゃんか!

「うっっしゃぁぁ!や・・・」

びきょゃ・・・
まるで蛙の潰されたような音と共に、私のデコに少量の血が流れた。

「痛いがな!誰!?」
急にドアが開いたからデコぶつけてしまったではあーりませんか!


「あ、ごめん、ぇと、ぃ、居たの・・・?」
「居たわ!あほ!誰、あんたっっ!」
「え、えと、俺2年3組の園於疾風。ここが探偵部?」
「そうだけど。あ、依頼?ぅっしゃっっ!」
「え、違う」
ガーン。
「ダッタラオカエリクダサイマセー。フホウシンニュウ、ハイタイホー」
私は思いっきり感情のこもってない声で言った。

「ちょ、まってよ。俺新入部員!入部希望!!」
「・・・・・は?」
「お前が作った探偵部に入りたいの!」









「ニューブ、キボー・・・?」