ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: ★裏探偵★ ( No.3 )
- 日時: 2009/09/10 19:07
- 名前: 爽花 (ID: DGGfSCZ7)
「キー!」
誰だ。
「キィィィ〜!」
キーキーうるせぇなぁ。猿でも居んのか・・・。あ〜、かったるぅ。
「キーキーキ〜〜〜〜!!」
「うっさいっっ!猿はお断りだ!出てけ!」
「酷っっ!俺猿じゃないし!」
「うっわ!猿が喋った!」
「猿じゃねー!」
「じゃあなんだ!」
「新入部員を忘れるな!先輩を忘れんな!一昨日入部した園於疾風だ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
園於疾風・・・。
私は自分の記憶を辿る。一昨日?ん〜・・・。
思い出した!あれね!
「で?その園於疾風先輩が何猿の真似事なんかしているんですかね?」
「猿の真似なんかしてない!お前を名字で呼んだだけだ!」
「は〜?私の名字は紀伊であって、キーじゃないんです〜」
「うっさいなぁ、お前は。じゃあ、下の名前で呼ぶ!名前を教えろ!」
「ぅわ。部長の名前も知らないでこの部に入ったん?なんて失礼な先輩やねん」
「いきなり関西弁にならないでくれ。いいから教えろ」
「・・・ちえり」
「おー。ちえり?サクランボだ・・・」
「は?なんで」
「ちえりだから・・・チェリー・・・みたいな?」
「ギャグかい」
「うっさい。ギャグ好きなの」
「おっさんくさ」
はぃ。会話ばっかですんません。
こいつは園於疾風というらしい2年3組出席番号26番の14歳(らしい)。
「園於。喉渇いた。自販機でジュース買って来て」
「あ、は〜ぃ。ブチョ〜」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「ってなんでやねん!」
というノリのいい、乗り突っ込みの上手い奴だ。
「俺は先輩じゃ!お前は後輩じゃ!先輩使うな!」
「ぅっさい」
そして殴り合い(本気)。
バキ。
一発やられたァァァ!
倒れる。部室のドアのところに1つの影が・・・・。
「ぁの・・・すみません・・・」
影から声が・・・。上を向くと、
デカイ人!ダレェェェェェェ!
「ちょっと、依頼してもいいですか?」