ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: ★裏探偵★ コメくださいっっ! ( No.6 )
- 日時: 2009/09/11 19:33
- 名前: 爽花 (ID: DGGfSCZ7)
「ちょっと依頼してもいいですか?」
・・・。
私と園於は目を合わせた。
いままでこの探偵部に「依頼」の感じ二文字の言葉はなかった。自分の目が光るのが自分でもわかった。
キタ————————〔◇о◇〕!!
「どうぞっっ!汚いですがっっ、座ってくださいっっ!」
園於。ガチガチじゃ〜ん!私なんて慣れてるもんね!
「いらっしゃいませ♪汚い部屋ですが、こちらへどうぞ。汚れた人間も約一名居ますけど気にしないでくださいね」
「汚れた言うな!」
「ぅるさぃ。お客様居んの。静かにしてな」
園於が悔しそうに後ずさりする。ふふふ。いい気味。
「さて、お話うかがいしてもよろしいですか?」
ひゃっっ!私ってば超丁寧な言葉使い〜!(ナルシスト&自己中)
「ハイ・・・。あの、あたし、1年1組の晃雫杏子【ヒカルダキョウコ】といいます。陸上部です。最近あたしの周りで変なことがいっぱいあって・・・」
あ、背ぇでかいけど女なんだ。髪も短いし、男かと思った。スポーツとか得意そう。(だから陸上部・・・
「で、あの、その・・・」
「で?あの?その?」
「最初・・・は、下駄箱にこんな手紙があって・・・」
杏子は鞄から一枚の薄い紙を出して見せた。
そこにはこんな風に書いてあった。
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テンサイニナリタクナイカ。
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ワープロ書き・・・。古印体・・・。
『天才になりたくないか』?
「どういう意味・・・?」
「私もわからなくて・・・。悪戯だと思ったんです。だからずっとスルーしてて・・・、気にしてなかったんです」
よくあるヤツだな・・・。
「そして一週間前にこれが」
もう一枚紙を差し出す杏子。
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オマエナラテンサイニナレル。
コチラガワヘコナイカ?
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お前なら天才になれる、か。
ん?こちら側って・・・どちら側・・・?
「この、こちら側って・・・?」
「わかりません・・・」
それから色々と杏子に事情聴取(的なもの)して、杏子は帰っていた。
「ツマラン。つまらんぁ!」
園於が文句を言ってきた。
「ツマルモツマランもありません。お前の接客が下手糞なんだ」
「うあぁ!先輩に向かってその口の利き方はなんだー!」
「うるはい。糞は死んでろ。アひょは鹿(あほばか)」
煎餅食いながら私は言う。
「煎餅食うのやめい!俺の話を聞け〜!」
「い〜や〜ぁ〜!今日耳定休日〜!」
「何が定休日だ!」
あー、アホはいやだ。
それから・・・
これから、
私が遊び始める。
永遠に厭きることのない遊園地で・・・