【序章】これは夢だ。そう思ってしまえば楽でしょうね。でも、これは夢じゃないの。だって、頬についた血は流れていくでしょう?「・・・ごめんなさい、ごめんなさい!」私ができることは、ひたすら謝ることくらいね。声が枯れるまで謝り続けるから。ねぇ・・・貴方は・・・ねぇ、貴方はこんな私を許してくれますか?