ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: ○。.*失われた皇女Ⅱ*.。○ 〜Part2 復活でス!  ( No.2 )
日時: 2009/09/04 22:00
名前: Kリン (ID: ovGM7bao)

†第一章 眠れる悲運の皇女†

◆.‐*.○.‐*.◆.‐*.○.‐*.◆.‐

 ..........................

「いつまで、こんな日々がつづくの...」


老婆はため息をつく。

豪華で壮大な小部屋で、
果てしない空を見上げていた。

彼女の名はマリア・アントニア・ヒョードロヴナ。
かつて強大国アレスの皇太后だった人物。
そして、世界一の魔法使いと呼ばれるほどの
魔力の持ち主。
自身と限りなく近い魔力を持つ、孫のアリアナ皇女を大切に見守り、可愛がっていたが、
革命で皇帝一家が犠牲になったことを知り、
そのうちの誰かが助かっていることを知っていた。

またその人物がだれであるかは、
アリアナの幼馴染のハルトが決めることであることも
知っていた。だから98%がアリアナであることに
気付いていた。

だからこそ、こうしてアレスから遠く離れた、
ペスタリカでひっそりと隠れ、
そして悲運の皇女を待っていた。
魔力を使うとアレスの革命派に嗅ぎつけられてしまう為一切使えないから、ハルト達の行方もわからなかった。


「...................」


「皇太后様.....?」

マリアと同行していた召使のアンナが
マリアを心配そうに見つめていた。

マリアは悲しそうに微笑むとまた蒼い空を見上げた。


「呼んでいるの。ずっと長い間」

「.....アリアナ様をですか?」

「そう............」

「でも、応えないの。全く」

「まさか、皇女の身に何か...!」

「ええそう。大切なものが奪われたわ」

「それは..........」

「きっと命ね....半分だわ。この深い眠りようは..」

「では皇女様は....」

「奪われた命でなくても、何か必要だわ。
 生命維持装置のような役目をもつ力が......」

「それはどこにあるのでしょうか...」

マリアはとなりに飾ってある水晶を見つめた。

「そこまではわからない....このことも私の
 魔法的なカンだから.....でも...」

「きっと....彼が救ってくれるでしょう...」

そしてアンナの手をそっと握った。

「信じましょう。彼らを...」


◆.‐*.○.‐*.◆.‐*.○.‐*.◆.‐

さっそくメチャですゎ(;O;)
ゴメンナサイ。。。