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私は、ルナと一緒に逃げた。
「ルナ、何でそこにいたの……？　」
「騒ぎがあったから。もしかして芽李に何かあったのかな、と思って。」
やっぱり、ルナは優しいな。
竜建とは違って。
そう思っていたら、向こうで爆発音がした。
「友利子！　急いで！　」
「疲れたよ……、お姉ちゃん……。」
ある姉妹が逃げていた。
「ねえ、芽李。あれって多野姉妹じゃない？　」
「そうかもね……。」
そんな姉妹を追う人もいた。
「待ちやがれ！　お前のせいで哀中が！　」
「哀中ちゃんの計画は絶対よ！　」
私を哀中さんと共に狙う、摩弥と芽実だった。
「あ、もしもし、警察ですか？　ダイナマイトを持っている人を二人見つけました。」
牧野さんは、二人を通報していた。
「とにかく……摩弥達に狙われたら大変よ！　」
「うん、分かった……。」
私達はもう美の事を忘れていた。
まさか、美があんなになっていたなんて……。
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