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Re: 狙われた姫  (題名変えました) ( No.45 )
日時: 2009/09/23 15:32
名前: 黒とまと ◆hfAV7jyLzo (ID: bqceJtpc)

第八話:美の安否は
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「美! 美! 」
私達は、病院で美を探した。
近くには、美の同級生らしい子がいた。
「ねえ、私だよ! 何で忘れたの? 」
「貴方、誰ですか……? 」
美の同級生は、泣きながら美に話しかけていた。
「帰って下さい。私の知らない人……。」
「ヤダよ! 嫌! 」
もしかして、美———
記憶を無くした?
「あの……どうしたの? 」
「記憶が……無いみたい……。」
美、まさか、
私の事、忘れた?
美の同級生は、美がいる部屋を出て行ってしまった。
私達は、美の部屋に入った。
「美……? 」
「どうされましたか。芽李様。」
「ねえ、さっきの子は? 」
「私、そんな人、初めから知りません。」
まさか、一部の記憶を無くした?
「ねえ、美ちゃん。私、誰だか分かる? 」
「私も……芽李の友達なんだけど。」
「はい。祐衣華様と、ルナ様ですね。」
私達の記憶はあるみたい。
美は、かなり傷ついていた。
あのダイナマイトで……一部の記憶も無くした。

暫くすると、外から、銃.声がした。
「フフフフフ……青峰 美はピンチなのね。それなら私達はチャンスだわ。」
「摩弥がいない分、やってやろう。」
哀中さんと、芽実だ。
「アンタ達、まだ懲.りないの? 美ちゃんがいなくても、私がいるのに! 」
ルナも銃を持っている。
「あれは、姫川……ルナ。実は、貴方も私達のターゲットなの。残念ね。ここで倒..れなさい。」
「……っ! 」
うそ……私の為に、ルナまで……?
向こうには、見物者がいた。
「牧野さん、どうなるか楽しみだぽーん。」
「まあ、僕の後輩が寝.込んでいますからね。」
あの異世界人、まさか牧野さんと友達になったの?
ある意味凄いかも。
「葛葉先輩。西江先輩がピンチですって。見ているだけでも面白そうではありませんか。」
「……そうかもしれませんね。」
あの王城め……私がどうなってもいいの!?
「西江! 姫川もせいぜい頑張るんだな。」
竜建もいるし……
私は、大ピンチだった。
後輩達に、私が負けた所を見られるもんか。
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