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23話　ココロ
国内のある酒屋……。

「おい、聞いたか?東の国が滅ぼされたらしいぞ」

「ああ、知ってる……ホントひでぇな……うちの王様は」

街で飛び交う噂の数々……。

と、そこへ王の従者がやってきた。

「王の命令だ!今後国民は食事を1日1回にせよ!」

酒場にどよめきが走る。

「ふざけるな!俺達を餓死させる気か!!」

1人の男が王の従者に詰め寄った。

「文句のあるものは処刑せよと言われている」

「なっ!!」

従者達はそう言うと踵を返し去っていった。

「あのヤロー……」

国民達の苛立ちが募る中……

1人の女がこういった。

「城に攻め込んで、王族を全員殺せばいいんじゃない?」

そう言った女の顔は……リーチェだった。

リーチェはそう言うと不敵に微笑み、

「王族なんて滅ぼして私達が国を作ればいいじゃないのよ」

リーチェの意見に賛同するかのように国民達はうなずき合う。

リーチェは復讐に燃える国民達の中……1人高笑いをしていた。

「フフフフフ……アハハハハハハ!!」

続く