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4話　　キッカケ
教室にて…

「あっ薔薇園さん、一緒に理科室行きませんか?」

『あ…私は良いです、用事があって…』

「そうですか…じゃあまた今度」

私に話しかけてきたのは若宮ちひろとかいう子。何かと私に絡んでくる…何でだろうか?

一方その頃の燐獄＆煉獄…

「燐様ぁー!!煉様ぁー!!こっち向いてぇーーー!!!」

熱狂的なファンの人たちに囲まれていました。まぁ美形ですし…転校初日からこんな感じで…

『レン〜どうしよっかぁ』

『…逃げよう』

と、その瞬間、

「なにやってんのよ!!この屑!!」

『『『!!!』』』

不意に響いた声はこのクラスのリーダー、北条莱夢の声だった。

北条家は私達の通う城雛学園の理事をやっているかけいらしい。

「とっとと行って来いよ!鈍間!」

「すっ…すいませんっ…」

なんと北条に怒鳴られているのは…若宮ちひろだった。

『風恋…』

煉獄が私に小声で呼びかける。

『分かっていますって…』

今日の依頼は…この子からかな・・・?