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25話　戒め
私が国民に捕らえられて3日……。

私は城の地下牢に閉じ込められている……。

風の便りによると私以外の王族は全員処刑されたらしい。

そして……私の処刑は明日。

公開処刑らしい……。

でも、どうせそんなこと私には関係ないから……。

と、そこへリーチェがやってきた。

リーチェは私をあざ笑うかのように言った。

「アハハハハ!!囚われるとあんたも随分惨めねぇ!!」

五月蠅い……。

『黙りなさい、この無礼者』

「なっ……」

私はそう言い放つと牢屋の隅に座り込んだ。

「っ……相変わらず可愛げのない……」

もう……全てどうだっていい。

どうせ私の運命は決まっているんだ。

どうせ……

私の力の及ばない運命のサイコロで私の運命なんて決まってしまうんだ。

もう……決まってしまったこと。

もう……希望なんてない。




神様、私の運命は何時から狂いだしたのでしょう


神様、私はこの運命から逃げられないのですか?


私は………運命を受け入れるしかないのですか?

続く