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26話　邂逅
鐘が鳴る。

私の処刑の時間を告げる。

断頭台に上がると私は眼を閉じ……あることを考えた。


こうなったのはだれのせい?

リーチェのせい……いや違う……。

私はある結論にたどり着いた。

そうか……


この世界中全ての人間のせいなんだ。

この世の人間が憎い……。

その瞬間。


ドサッ


嫌な音が響いた。


気がついたら暗闇の中にいた。


此処は……地獄か?

そう思っていると目の前に漆黒のドレスに身を包んだ女が現れた。

女は微笑んで私に言った。

『お前は復讐がしたいか?』

復讐……?

頭で考える間もなく私はうなずいていた。

すると女は笑って言った。

『お前の怨み……晴らしてやろうではないか……我が…サタン・ベアトリーチェの名に懸けて……』

黄金の光が私を包んだ。

眼前に広がったのは……燃え盛る……元私の国……

いや、地獄絵図だった。