ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 暗闇に紅い薔薇が咲く 〜オリキャラ募集中!〜 ( No.67 )
- 日時: 2009/09/17 20:12
- 名前: b'`*)ノ桜姫⌒゜* ◆hjAE94JkIU (ID: rr7rOhbW)
- 参照: http://www.doumori.com/bbs_talk/show.php?kiji_id=332573
第2章 魔女降臨
1話 新顔降誕
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! 」
ちひろの依頼を実行してから2日、静まり返った闇の中……今日も標的の悲鳴が木霊する。
『魂……確かに回収しました』
私はフウッと息を吐き、踵を返し帰ろうとした。
その時、
『……貴女が「漆黒の赤薔薇」? 』
暗闇から現れた4人の少女たちにいきなり囲まれた。
漆黒の赤薔薇というのは私の魔界での呼び名……それを知っているということは……この子たちは……。
『だったら……どうするの? 』
私の前にいた黒髪の少女がニタリと微笑んで言った。
『こうするまで』
少女たちは一斉に私に襲いかかってきた……。
少女達の武器は多種多様……容姿も違うし姉妹とかじゃなさそうね……。
真ん中のチェーンソー持った銀髪の子なんて翼生えてるじゃない。
ランタンを持った12歳? くらいの緋色の髪の少女が私の背後に廻り込み、ナイフを双剣のように持った黒髪の少女と同じくナイフを持った紅い髪の少女が前方から襲いかかる。
『フッ……甘いわね』
『『『『!!??』』』』
私は鎌を振り回し叫んだ。
『風華・螺旋鎌威断!!』
刹那、一瞬で全てが切り裂かれるような突風が舞い起こり、近くにあるもの全てが切断されていく。
すると、暗闇から声が響いた。
『氷結水晶壁!』
すると少女たちの周りに氷水晶の壁が出来、突風を押さえつけた。
この系統の魔法を使うのは……彼女だけだ。
『何しに来たの!? 詩音!!! 』
すると暗闇から一際目立つ黄金色の髪の少女が現れた。
『もぉ、やっと追いついたと思ったら……なにしてるの!? 』
この少女は詩音。私の幼馴染で別名「水晶の魔女」魔界でも知らぬ者はいないほど有名だ。
私は眉間に皺をよせ、詩音に問いかけた。
『それはこっちの台詞。アンタ、何故いるの? 』
詩音は私の方へ振り返ると微笑んで言った。
『私とこの子たちはね、風恋と燐獄、煉獄のサポートに来たのよ』
続く