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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 暗闇に紅い薔薇が咲く 〜オリキャラ募集中!〜 ( No.71 )
- 日時: 2009/09/17 21:13
- 名前: b'`*)ノ桜姫⌒゜* ◆hjAE94JkIU (ID: rr7rOhbW)
- 参照: http://www.doumori.com/bbs_talk/show.php?kiji_id=332573
11話 トモダチ
昨日、あんなことがあったとは思えないくらいすがすがしい朝。私と燐獄、煉獄、詩音は学校へ向かった。
あ、詩音は皆の記憶を弄って最初からいたように見せかけているらしい。
ちなみに私たち以外は年齢がアレなので家で留守番。
さて……今日はどんな標的が現れるのかしらね。
*憂無目線*
別に最初は何とも思ってなかった……はずだった。
幼馴染で小さい頃から一緒にいて……
睡蓮が蒐弥をスキって知っても、応援してあげようと思ってた。
なのに……。
「グスッ…何でこんなことに…」
3日前、私は学校でのあることがきっかけで公園で1人泣いていた。
するとそこへ…
「どうしたの? 憂無」
蒐弥は私が泣いてるのを見ると、黙って私が泣きやむまで傍にいてくれた。
このときだったんだと思う。
私が蒐弥のことを好きになったのは。
でも、蒐弥は睡蓮が好きな人だ。
これが睡蓮にばれたら……まずいのでは?
そう思って1人で考え込んでいたら同じクラスの未来に呼び出された。
「何? 未来、用事って…」
すると未来はニヤリと笑って私にこういった。
「憂無ってさぁ……蒐弥くんのこと好きでしょぉ? 」
思わず体が震えた。
「な……何言ってるの? 」
「あははっ 隠しても無駄だよぉ。 睡蓮がこのこと知ったら……何ていうかなぁ? 」
「っ……!! 」
未来は私にどんどん近付いてきて耳元でこういった。
「睡蓮ニバラシテ欲シク無カッタラ私ノ言ウ事聞イテヨ? 」
こうして私は……未来の奴隷にされてしまったのだった。
続く
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