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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 暗闇に紅い薔薇が咲く 〜オリキャラ募集中!〜 ( No.72 )
- 日時: 2009/09/17 21:33
- 名前: b'`*)ノ桜姫⌒゜* ◆hjAE94JkIU (ID: rr7rOhbW)
- 参照: http://www.doumori.com/bbs_talk/show.php?kiji_id=332573
12話 歪ナ友情
*風恋目線*
あの憂無ってコ……さっきから微かにだけど震えているような……?
どうしたのかしら……。
*憂無目線*
どうしよう。
未来の言うことを聞かなかったら、絶対に未来は睡蓮にバラす。
そうしたら睡蓮とはもう仲良く出来ないかもしれないっ……!!
「憂無? どうしたの? 次音楽室だよ? 」
ハッとして顔を上げると目の前にいたのは睡蓮だった。
「あっ……ごめん、 今行くよ」
そう言って大慌てで持ち物を整理していた時、未来が現れた。
「ねぇ 私用があるから持って行っておいて? 」
「何で私がっ……」
すると未来は不敵に笑い、
「バラしてもいいのぉ?」
と耳元で呟いた。
逆らえない。
逆らったら、私と睡蓮は……
「わかった……」
そういって荷物を受け取った後、未来が行こうとしたとき、
「待って」
睡蓮が未来を呼び止めた。
「なぁに? 睡蓮チャン? 」
睡蓮は未来を睨むと、声を少し荒げていった。
「自分の荷物は自分で持つべきだよ? 」
そんな睡蓮をみて、未来は
「いいのよねぇ? 憂無ぁ? 私達友達だもんねぇ? 友情よ 友情」
そういって未来は駆けて行った。
睡蓮は私の方に振り返ると、
「大丈夫? 憂無…… 持とうか? 」
「いいよ、私だけでやれる」
睡蓮は私のここらから信じあえる親友だ。
でも……私が裏切ったって知ったら……睡蓮は?
そう思うと……とてつもなく怖かった。
続く
本日の更新はここまでです。
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