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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 暗闇に紅い薔薇が咲く ( No.8 )
- 日時: 2009/09/11 18:49
- 名前: b'`*)ノ桜姫⌒゜* ◆hjAE94JkIU (ID: QjUb2K6c)
- 参照: http://www.doumori.com/bbs_talk/show.php?kiji_id=332573
2話 理由−ワケ−
死神は普通、人間界とは違う世界に住んでいる…俗にいう魔界ってやつね。
そこにはある望みが運ばれてくるの。恨みや憎しみ、復讐、憎悪の望みが…
その願いを叶え、人の魂の回収をするのが私達死神の仕事なの。
なんか変な噂にもなってるみたいだけど…とりあえず私の知ったことじゃない。
私は人間界での仕事を任されていて、今ココにいる。
…え?人間界にいる死神は1人だけか、ですって?いいえ、私以外にもたくさんいるわよ。
たとえば…
『風恋〜〜〜!!終わったぁ〜?』
私の所にかけてきたこの水色の髪の少女も実は死神、名前は燐獄…この子も人間界での仕事を任されているの。
『リンも終わったよ〜☆レンは来てないの??』
『此処にいるよ』
燐獄の後ろから後ろから現れた燐獄と同じ水色の髪の1人の少年…彼は煉獄、燐獄の双子の弟なの。
…似てないけど。
『リンは五月蠅すぎるよ…近所迷惑って言葉知らないの?』
『うっさい!レンにつべこべ言われたくないよ!』
この2人…仲が良いのか、悪いのか…
『『風恋?何?』』
…息はぴったりね…
まぁ…もう仕事は終わったし…夜が明ける…
『2人とも、早く家帰るよ』
私はそういうと暗い闇の中に姿を消した。
『うん』 『わかった』
燐獄と煉獄がいなくなると辺りは何もなかったようにまた静まりかえったのだった。
続く
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