ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: ミイツケタ… 〜かくれんぼ編〜 ( No.12 )
日時: 2009/09/14 20:46
名前: 魅了 (ID: 6cIiBe7I)

第2話 「少女」
キーンコーンカーンコーン……キーンコーンカーンコーン…… チャイムが鳴った。

今から朝の会が始まる。今日の日直は蛍だ。

蛍「きりーつれーい着席ー 健康観察でーす。保険係どうぞー」

蛍は席につき、保険係が健康観察簿を手に取り名前を読み上げた。

すると担任の池田忍先生が教室に入ってきた。後4年くらいで定年退職だ。

忍「ごめんけど今すぐ体育館に行きなさい。何か話があるそうだよ。」

蛍「何だろ……」

体育館に入った。もう既に何クラスか整列していた。

蛍のクラスも整列して並んだ。10分後……

校長「今日皆さんに集まってもらいました。お客様が皆さんにお話したいと!」

そういうとその「お客様」に変わった。少女だ。

少女「私が皆に手紙を配った琉璃。何で配ったと思う?
…………血が大好きだからよ♪」

     ザワッ
一斉に体育館がざわついた。

琉璃「それでね、私、この松ヶ丘学校の皆に遊んでもらおうと思って。だから……先生には死んでもらおうっ」

すると、次々に先生の身体が溶けていった。その周りはとても熱かった。

蛍「きゃぁぁぁ!」魅世「いやぁぁっ」皆が悲鳴を上げた。

琉璃「そうね……死のかくれんぼとでも言おうかな」
         続く
——————————————————————————