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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: black pokar -闇のトランプ- ( No.20 )
- 日時: 2009/10/08 20:01
- 名前: 黄乃 ◆0Ku9b/S5Cs (ID: Qf.vQnPb)
- 参照: 呪 わ れ た サ ー カ ス へ よ う こ そ
-03 killer game -狂った人々-
僕がサーカスに殺人鬼がいると思った理由、
ここに綴ろうと思います。
*
1週間前、突然サーカスの雰囲気、
空気が変わりました。
ピリピリしていると言うか…
異様でした。
僕はみんなに
「変な感じしませんか?」
と聞いたが返事は
「しない」
というものばかりでした。
気のせいだと思い、
その時は放っておきました。
*
その日の夜のことでした。
眠ろうとしたときです。
狂ったような笑い声と血の匂いが
僕に襲い掛かってきました。
そしてひたひたと足音が
僕の部屋に向かってきたのです。
でも気がつけば空は明るくなり始め、
足音も、
血の匂いもしませんでした。
僕はそっと部屋を出て、
外の空気を吸いに行こうとしました。
でもテントを出た瞬間、
また血の匂いがしました。
人が倒れていました。
見ず知らずの一般人です。
その人は死んでいました。
誰が…
誰がこんなことした?
何のために…
ここまでする必要がある?
狂ってる。
絶対狂ってる!
…許せない。
*
犯人はいつかまた殺人を犯すと思います。
犯人はサーカスの中にいると思います。
この狂った殺人鬼を誰が止めるのだろう。
殺人ゲームはいつ再開するのだろう。
楽しみだ。
そう思ってしまう僕も狂っているのでしょうか?
虎雀の日記より
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