ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: black pokar -闇のトランプ- ( No.20 )
日時: 2009/10/08 20:01
名前: 黄乃 ◆0Ku9b/S5Cs (ID: Qf.vQnPb)
参照: 呪 わ れ た サ ー カ ス へ よ う こ そ

-03 killer game -狂った人々-



僕がサーカスに殺人鬼がいると思った理由、

ここに綴ろうと思います。



1週間前、突然サーカスの雰囲気、

空気が変わりました。

ピリピリしていると言うか…

異様でした。

僕はみんなに

「変な感じしませんか?」

と聞いたが返事は

「しない」

というものばかりでした。

気のせいだと思い、

その時は放っておきました。



その日の夜のことでした。

眠ろうとしたときです。

狂ったような笑い声と血の匂いが

僕に襲い掛かってきました。

そしてひたひたと足音が

僕の部屋に向かってきたのです。

でも気がつけば空は明るくなり始め、

足音も、

血の匂いもしませんでした。

僕はそっと部屋を出て、

外の空気を吸いに行こうとしました。

でもテントを出た瞬間、

また血の匂いがしました。

人が倒れていました。

見ず知らずの一般人です。

その人は死んでいました。

誰が…

誰がこんなことした?

何のために…

ここまでする必要がある?

狂ってる。

絶対狂ってる!

…許せない。



犯人はいつかまた殺人を犯すと思います。

犯人はサーカスの中にいると思います。


この狂った殺人鬼を誰が止めるのだろう。


殺人ゲームはいつ再開するのだろう。


     楽しみだ。


そう思ってしまう僕も狂っているのでしょうか?


             虎雀の日記より