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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: black pokar -闇のトランプ- ( No.21 )
- 日時: 2009/10/08 20:13
- 名前: 黄乃 ◆0Ku9b/S5Cs (ID: Qf.vQnPb)
- 参照: 呪 わ れ た サ ー カ ス へ よ う こ そ
-04 disappear -消失-
1人消えた。
また1人…消えた。
「俺のせいだ…っ!」
*
「虎雀、蝶姫を知りませんこと?」
虎雀にそう聞いているのは琴嵐だ。
「知りませんけど…どうかしたんですか?」
「いないんですわ…どこにいったのかしら…」
琴嵐は心配そうな顔をしている。
「僕も探してみます。他の人にも聞いてみてくださいね」
虎雀はテントの中の部屋を見て回った。
「あ、黄音。蝶姫をみませんでしたか?」
その途中で会ったのが黄音だった。
「え?しらねえけど…どーかしたのか?」
「いないんですよ」
虎雀は少し困った顔で言った。
「…いなくなっ…た?」
「え?そうですけど…顔色わるいですよ…?」
「嘘…だろ!?」
黄音は切羽詰った顔でそう言った。
「朱龍さんもいないんだ!…俺のせいだ。」
「黄音のせい?何があったんですか?」
その発言に疑問を持った虎雀がそうきいたが黄音は
「俺のせいだ…っ!」
と言ったきり何も答えなくなった。
「黄音…2人に何かしたんですか?」
「何でだよ…なんで2人が…消すなら俺にしろよ!」
黄音はそう言って走っていった。
「そっかー。黄音は重要なことを知っているはず…」
虎雀は笑っていた。
2人が消えたのを
楽 し ん で い る よ う だ っ た 。
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