ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: black pokar -闇のトランプ- ( No.22 )
日時: 2009/10/08 20:25
名前: 黄乃 ◆0Ku9b/S5Cs (ID: Qf.vQnPb)
参照: 呪 わ れ た サ ー カ ス へ よ う こ そ

-05 marionette -操り人形-



「蝶姫…蝶姫がみつかった!」

どうして…

「蝶姫…何すんだよ!やめろよ!」

どうしてこんなことに…

「うわああー!!」



痛い。

頭から血が出ているみたいだ。

ここはどこだろう。

真っ暗で何も見えない。

…怖い。

「うう…痛ってえ…」

人の声がする。

「誰だ?」

「もしかして蝶姫?俺だよ、朱龍だよ!」

「朱龍、ここがどこだか分かるか?」

ここがどこなのかわからないと出られない。

そんなことを思っていると

突然部屋に光がさした。

どうやらドアが開かれたようだ。

「うわっ眩しっ…」

後ろのほうから朱龍の声がする。

目の前には黒ずくめのやつが1人。

顔は…くそっ、見えない。

「お前たちを…始末しに来た」

「なんで殺されなきゃならなんだ!!」

私は大声で怒鳴った。

「お前たちは秘密をしってしまったから…かな?」

黒ずくめのやつはそう言ってクスクスと笑った。

「さあて…まずはお前だ。朱龍」

ああ…私は何もできないのか。

朱龍…ごめん…

血しぶきが顔にかかった。

「お前には…あいつを殺す役になってもらおう」

そこで私の意識は途切れた。

目が覚めたら目の前のやつを

なぜか持っていた鎌で殺してしまった。

自分で止めようとしても無駄だった。

勝手に手が振り下ろされて…

「うわああー!!」

ごめん…ごめん亥竜…