ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: ぼくのねがい。 ( No.8 )
日時: 2009/09/22 14:00
名前: 塊那 ◆WNOnmSP0qc (ID: CKpJ5zkK)
参照: 三国志にハマってしまったバカですw周瑜が好きだぁ!!!!

二話目  学校、


僕は狭い路地を一人歩いていた。


普通は友達とかとワーギャー騒ぎながら来るのだろう、


でもそんなんは五月蠅いし耳が痛いから一人で学校に行くのが好き。

だが一人で行きたいがついてくる奴もいる。


うしろから甲高い声が響く。


「星夜〜〜おはよぉ〜〜〜〜〜!!!!!!!」


来た。女男の音香椅秀だ、しかし名前が立派だ。
ねがいみのるなんて凄い立派な名前だ。

ま、その割には弄られる奴だが。


「星夜!改めておはよっ!!!」


「・・・・」


「無視しないでよ〜さみしいじゃん・・」


はぁ、いつもこいつはべったりくっ付いてくる。

そかが迷惑。


「何?僕になんか用でも?」


秀がど突かれた感じでこっちを見る。


「用はないんだけど・・・その言い方酷くない?
お・・俺一緒に学校行きたいし・・大体俺らクラス同じじゃん、しかも親友じゃん!」


開き直った感じでふっかかってくる、


ムカツク、


僕はそのまま無視して再び歩き始める。


「ちょ・・・おい!」


星夜は振り向かず学校へ急いだ。





キーンコーンカーンコーン・・・


チャイムが鳴り終わり休み時間へ突入した。


星夜は相変わらず一人で本を読んでいる。


おかしい。最近の星夜は、前までは笑って遊んで明るくて優しかった・・・。みんなの人気者だった。


全て、星夜があんな風になったのは星夜の兄。星昼が居なくなってから。さすがに二年もたったらもう根に持つことはないと思った。


だが、いまでも兄を探し続けている、

さすがにもう見つかんないだろう。


家出でもしたんじゃないか?と聞いてみても睨み返してくるだけ。


あんな奴だったっけ?



ボーっとそんなことを考えてたら緋喬が話しかけてきた。


「どうしたの?ボーっとして」


緋喬千里。星夜のことが好きな女子。


「ここ最近星夜君の様子、おかしいね・・・。」


「うん、兄貴のことだろうな・・・。」


「あの失踪した?」

そうだ、あの夜、失踪した。


あの夜、長男の星朝が最後に星昼を見たと言っているが、実はあの夜、俺も見た。


星夜の兄貴を。


俺が見たことはまだ星夜には言ってはいない、問い詰められると思うし、信じてくれないだろう。


でも・・・いつかは言わないと・・・でも、そんなことしたら俺。。。どうなっちゃうんだ・・・。


このまま正直に話したいけど、無理に近い。


だって俺弱虫だから・・・・。


「ねえねえ、私達で星夜君の元気、元に戻さない?」


勇気のある一言だ、でも所詮僕らは小5だ、そんなことできるのか?


「できるわけないだろ」


「じゃあどうやって星夜君を元に戻すの?一生このままなんて・・・嫌だよ・・・」


「俺だって嫌だよ!!!」


「じゃあ、やろうよ」


俺は何にも言えなかった。緋喬の真剣な眼差しに負けた。


「わかったよ、で?最初は情報集め?」


緋喬がよしっ!!ってガッツポーズをとった、

「そう!情報集めからよ!!ゆっくりでもいいから頑張ろうね!」



何故こんな余計なことをしてしまったんだろう、
後悔しても手遅れだった。


俺らはこの事を気に危険で戻れなくなる道を歩むことになった。