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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 白銀の時計と黄金の唄 ( No.21 )
- 日時: 2009/09/26 21:05
- 名前: 心音 (ID: 84ALaHox)
第6話
アレックスに首を絞められている汐音は、諦めた。
・・・抵抗することを。
銃を再び手に持ち、何発か撃った。
しかし、それはアレックスに当たらなかった。
・・・悔しいなぁ。わたしは死んじゃうのかな?
「今までは、生かしておいたが、もういいぜェ」
殺してやるよ。
アレックスは小さな声で、呟いた。
「渡さない・・・ィ!わたしはッ!アレを渡さないィ!」
頑張って、大きな声を出した。・・・苦しい。
もう・・・駄目だ。
汐音は諦め、全身の力を抜いた。
ゆっくりと・・・目を閉じる。・・・サヨナラ。
「いけませんよ、人殺しは。駄目でしょう?」
え?
突然、男の子の声がした。
ゆっくりと目を開ける。
そこには、わたしと同じくらいの年齢の女の子と男の子が立っていた。
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