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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: ——裏切り者を探せ…… ( No.3 )
- 日時: 2009/09/24 15:24
- 名前: 闇音 ◆EJ0MB3jlw2 (ID: 7ufWM2y7)
1話「目覚め」
手を後ろに縛り上げ、
長い棒に吊り下げられている。
どうやら私が一番に目覚めたようだ。
壁と床はコンクリートで出来ていて、
気温は暑くも寒くも無い。
なぜだろう?今は季節は夏のはずなのに……。
天井にはひとつ、電球が光っている。
そして部屋の中心にはテーブルと
5つのイス。
窓も、ドアもなんにもない。いたって
シンプルな部屋だ。
他の4人も目覚めた。
しかしまだ状況を把握していなく
皆ボーっとしている。
そういえばまだ名前をいっていなかった。
私は飯田 春。普通の高校3年生。
縄を自分でほどいた。けっこうゆるかった。
そして他の4人のも外した。
なぜか私から離れている人ほど
縄の縛る力が強かった。
犯人はあきっぽいのだろうか?
そして私を入れ5人がテーブルに近づく。
そこには普通の茶封筒。
手紙が入っているようだ。
そして私が丁寧にあけた。
その手紙ひらいて置いた。
どうやらパソコンで打ったのだろう、
手書きではない。
手紙を見た途端5人は青ざめた……
だってこんなことが書いてあるんだもの。
『裏切り者を探せ』
それだけではない。
下のほうを見てみると
『早く探さないと殺すぞ』と赤い文字で書いてあった———
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