ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: ——裏切り者を探せ…… ( No.6 )
日時: 2009/09/26 13:23
名前: 闇音 ◆EJ0MB3jlw2 (ID: 7ufWM2y7)

2話「手紙」

皆がおそるおそる口を開け、しゃべる。

「何よこれ……」
私が言うと

「わ、わからないよォ……。」
震えた声で親友の松野美紗が言う。

「でも閉じ込められたって事だよね?」
幼馴染の一人三浦明菜が小さい声で言った。


「携帯が圏外って事は地下の可能性が高い」
こちらも幼馴染。永谷健が落ち着いた声で言った。
だが言葉とは反対に、メガネをあげる手が
震えていた。


「まぁとりあえず部屋調べようぜ」
こちらは元気なアホ。古嶋明人。
実はうちの好きな人www

こうして部屋を調べることにした。

私はもう一度封筒を見てみた。

中には、


モウ一枚の手紙

「みんな。手紙が入ってたよ!!」

そうすると駆け足で来た。

「なんて書いてあるの?」
美紗が言う。

「じゃあ呼んでみるね???」

みんなを見渡しながら言った。


そして震えた手で手紙を開く。

内容は—————




≪ハハハハ。みんなきっと

 あせっているのだろうねー。

 なぜこんな場所にいるのか?

 いつこんなところに連れて来られたのか?

 まさか自分からいったわけでもない。

 と言うことは『誰か』がやったと言うこと。

 それはだれでしょうかねー?

 君たちは今からその『誰か』を

 探してもらいましょう。

 時間はたっぷりとあると

 勘違いはしないでね?

 さっきの手紙の下を読んでくれたね?

 『早く探さないと殺すぞ』と。

 だからそれなりの犠牲がでるってこと。

 『犠牲』は君たち。

 幼馴染を一人ずつ殺していく。

 さて。どこに犯人がいるか。
 
 疑問をもっただろう。

 それはね。

 君たち幼馴染のうちの一人。

 つまりこの手紙を書いた私だよ。



 さぁ探してもらいましょう。










           裏 切 り 者 を ね≫