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第六章　犯人探し


俺たち四人は俺の部屋に集まった。

やはり皆もおかしいと思ったのだろう。

クロの死因を。

「でよ、なんで肝臓なんかが破壊されてたんだ？」

「そんなの知るわけないよ」

「けど、自然で起きたわけじゃないんだろ」

「そう言ってたね」

「なら誰かがやったはずだ」

その二人の話にトラが入り込んだ。

「けど、そんなこと人間には不可能だ」

　……

場が一瞬で静まり返った。

蝉の音がうるさい。

「じゃあなんで…　どうしてなんだよ!!!!」

俺は叫んでしまった。

皆はうつむいてしまった。

「とにかく、犯人がいるはずだ。どこかに、もしかしたら薬物かもしれない」

「薬物でも肝臓を完全に破壊するなんて不可能だ」

「身近にいるんだ。きっと…　俺達で犯人を探そう。復習するんだ」

皆は黙ってうなずいていた。



それがすべての始まりとは知らずに—