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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 現世と魔界-犯人探し-題名変えました。元々はありがとう です ( No.23 )
- 日時: 2009/09/29 16:12
- 名前: とんぼ ◆HOQTRh4M66 (ID: vkOByh3G)
- 参照: 【宣伝】 頼むから自分の小説来てくださいm(_ _m) 現世と魔界という題名です。
第九章 恐怖のゲーム
「城山…?」
「あらら、来ちゃったのw」
「来ちゃったのって、呼んだのはおまえだろ」
「読んだのはわたしじゃない。こっち」
人差指でお面の男を指差した。
「…。こいつは一体何なんだ?」
「ん?処刑人」
……
マジでやるつもりなのか。
お面のほうもまだ子供っぽいし。
「じゃあルールはさっき言った通り、30分君達がんげれたら君達の勝ち。
僕たちが全員捕まえたら僕たちの勝ち」
「へっいいじゃない」
こっちにはトラが付いているんだ。
負けるはずない。
「じゃあ十秒数えるから早く逃げないとつかまっちゃうよ〜」
「じゅ、十秒!」
「1〜2〜…」
俺たちは必死に走りだす。
全員違う方向に逃げた。
あいつらは十秒数え終わったようだ。
お面のほうが俺のほうへ走ってきた。
俺は木の裏に回って相手が来るのを待った。
お面は予想どうり俺の反対側に来た。
俺の近くにある木は青空一の大木だ。
相手に合わせて動けば負けることはない。
俺は嫌な予感がして皆のほうを見た。
やはり杉乃はつかまっていた。
まああの運動神経じゃあ無理ないか。
大将とトラの姿が見えない。
どうやら隠れているようだ。
トラはともかく、大将が隠れるなんて…
それだけ死は恐怖なのだろう。
いろいろと考えているうちにもう十分くらいたった。
お面の奴は相変わらず動かない。
「ふふっ」
お面の奴は怪しげに笑った。
俺はふと後ろを見た。
そこには—
人を殺すような眼をした—
城山がいた。
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