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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: ありがとう -かけがえのない友達へ- ( No.3 )
- 日時: 2009/09/26 17:05
- 名前: とんぼ ◆HOQTRh4M66 (ID: vkOByh3G)
第三章 生死
「クロ!!!」
俺たちはクロのそばに駆け寄った。
「クロ大丈夫か!」
俺の言葉は聞こえているのかいないのか。
頭からは血がどっと出ていて生きているのかもわからない状態。
意識がないのは間違いないだろう。
「トラ!急いで電話を持っている人を呼んできて!」
杉乃の声に反応してトラが走り出す。
「トラ!しっかりしろ!」
大将が必死になっている姿ははじめてみた。
俺はどうかなってしまいそうで…苦しくて…
何より悲しかった。
俺がクロを誘わなければ…
1分くらいたって救急車がやってきた。
中から人が二人くらい降りてきて、クロを中に入れた。
俺の顔には、たくさんの汗のなかに冷たいものが混ざっていた。
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