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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: トイレの加奈子さん ( No.5 )
- 日時: 2009/09/27 13:38
- 名前: りんご (ID: 44GDRR0m)
#4
「ちょっと!!加奈子!!いい加減にしなさいよ!!」
「は!?」
朝からいきなり由美に怒鳴られた。
でも・・・なんのこと?
今日は何もしていないし・・・。
そう思っていたら、廊下の隅っこまで引っ張られた。
「昨日の夜、学校に残って山本先生をおどかしたでしょう!?」
「はぁ!?なにそれ??」
「とぼけても無駄よ。今、先生達が話し合ってるんでからね!!もう、ほんとやりすぎわよくないわよ・・・」
「・・・・・・?えぇ!?なにそれ・・・。あたし、知らないわ」
「・・・何いってんの、今頃!!」
「はぁ!?なにがあったのか、おしえてよ!!」
「・・・ほんとに知らないの?」
「うん」
だって、昨日はふつーに家に帰ったもん。
遅くまで学校にいなかった。
それは、事実だ。
第一、遅くまで学校にいるなんて、あたしが恐くて出来ないよ。
「ふーん・・・。じゃあ、おしえるわね。かくかくしかじかってことがあったの。」
※(かくかくしかじかですませた)
「・・・ふーん」
・・・ふつーにアタシじゃなくネ?
「・・・っていうか、うそっぽーい」
「そんなこといわないでよ!!だって、あの山本先生がだよ??本気の、真顔で、しかもかなり真剣だし・・・それに涙目になってまで言うんだもの。ウソに思えないわ・・・!」
「・・・・・・」
うーん、確かにそうよね・・・。
山本先生といったら、厳格でごっつくって・・・。それに、見た目から恐いの。なんか、幽霊でもビビッテ逃げちゃうんじゃない?ってくらいの迫力!!
「もしかして、ほんとうにさー・・・」
「・・・ん、無いだろーけど。もしかしたら・・・!!!?」
「もしかすると・・・」
本当に、カナコさん————!?
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