〜影の森〜「お兄ちゃんっ・・・なんかいるよ・・・・」ここはリフェル塔へ向かう途中の森の中。鬱蒼とした真っ暗な森。なんだか不気味だ。がさがさとたまに音が鳴る。月歌は今にも泣きそうだった。「だいじょうぶだろ。こっちは火を持ってるんだちかずくことすらしないよ。」根拠はないが獣は火を怖がるからな・・・多分でもあたりは真っ暗。その中に光るものがあるんだから逆に目立つかも知れないな。と思ったが月歌には言わないでおいた。