ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 儚くて永くて尊い夢 ( No.3 )
日時: 2009/10/10 14:56
名前: ethos (ID: TEtEJYHD)
参照: もと、ドリアン・儚・きよみメイド・鏡音レンです

第1話


毎日同じ天井



毎日同じ空気



毎日同じ目覚まし時計の音



つまらない



興味を全く示さない



つらい事もうれしい事も何もない



自分はそんな人間



でもそんな自分でも1つだけある



それは夢



毎日同じ夢だけど



何かが違うんだ



なんでも記憶にある



あのぬくもり・・・



だから僕の名前は「記憶」なのかな?



「おはよう」


いつもここで、母親のあら、早いのね。


「あら、早いのね」


ほら。


「ごはんは?」


「トーストならあるわよ」


毎日これだ 違うもの食べたら今日が変わるかな?


「毎日それだし、違うの食べたい」


「そう?・・・じゃあ、」


それは一枚のホットケーキ


「ありがとう」


一応営業スマイル。愛想がないとしかられる


「あら?バターがないわね・・記憶、今日帰りに買ってきてくれない?」


今日が変わった。


「いいよ」


バターを買ったら運命が変わる気がする


「早いけど、行ってきます」


日直ではないけど早い目に行ってみよう


がちゃ


今日の風はきのうとは違う味だった


「幸せになれるかな」


ちょっと願ってみたりして。


でもそれはつかの間。いつもここで現れる


奴が・・・


「記憶っ!おっはぁ!!」


こいつの名は紗欄。俺をいたぶる


「おはよう」


「元気ないっもう一回っっ」


正直、鬱陶しい


「今日は黄昏たい気分なんだ。」


「だから何よっ元気ないのきらい」


「嫌いで結構」


「コケコッコーもつけなさいよっ」


はぁ・・・めんどくさい


「朝からハイテンションすぎ・・」


「だっていつもなら一緒にやってくれるじゃん」


「昨日より大人になったんだよ」


「ノリ悪星人のりお!!!」


頭をしばいてくる


「いたいなぁ・・・」


「そうカリカリしないの!!これなら春彦のほうがマシ!」


「はいはい」


早く学校についてくれ・・



って願ってみたりして