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Re: 〜少女の戦い〜  誰かコメお願いします ( No.12 )
日時: 2009/10/12 14:04
名前: 流兎 ◆cIPTzmoqZA (ID: m7pepIKd)

第二話『謎の光』

「だ……誰……?」

かすりながらの声しか出てこない私。
黒いモヤモヤは私に近づいてきた。(足は無いから浮きながら来た)

「こ、来ないで……」

私は足に力を注いで後ずさった。
そして、もう一度聞いた。

「誰なの……?」

黒いモヤモヤは言った。

「知らなくてもいい。知る意味がないから」

黒いモヤモヤは意味不明なことを言った。

「ど、どして……?」

こんな状況で質問できる私に正直驚いた。

「知っても、お前はいなくなるから知っても意味が無い」

すると黒いモヤモヤはどこからともなく剣を出した。
しかもういてる。

「貴様は終わりだ」

その剣はとてもよくきれそうだった。
すると、その剣は……
私に向かってとんできた!

「うわぁぁぁぁ!」

私は叫び声をあげる。
もう終わりだ。
夢見た高校生活も叶わないで終わるのか……。
恋もしないで……。
私はきつく目を閉じた。
皆、さよなら———————
心の中で皆に別れを告げたときだった。

「ぐわぁぁぁぁぁ!」

目をつむってても眩しいくらいの光がかっと光った。
私はすこし目を開ける。
黒いモヤモヤは苦しそうにもがいた。

「くっ……ぞぉ……。光族……めっ」

そんな言葉を残し光とともに去った。
剣は飛んでこない。
助かったのか?
私は両方の目を開けてみる。
何も無い。
それと同時に両親のほうを見る。

「え!?」

一人で叫んだ。
ベッドにいるはずの両親がいないのだ。
真っ赤なシーツを残して。
助かったのか?